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肥満治療薬として知られるゼニカルにはどんなダイエット効果があるの?

2020年05月10日
ハンバーガーを食べている女性

ゼニカルは肥満治療薬としても知られている薬ですが、ダイエット効果も期待できます。食後1時間以内に飲むことで、食事から摂った脂肪分を最大30%カットすることが可能です。肥満治療薬としてだけではなくダイエット薬としても広く知られています。

ゼニカルは、食事から吸収される脂肪分に効果がありますが、すでに身体についている脂肪を減らすことはできません。食事で摂った脂肪分は、リパーゼという脂肪分解酵素によって分解されて体内に吸収されます。有効成分はオルリスタットで、その有効成分がリパーゼに作用して脂肪を分解する働きを阻害することができ、分解できなかった脂肪は、体内に吸収されずに体外へ排出します。この治療薬を服用して吸収されなかった脂肪分は、服用から24~48時間以内に油として排出されます。油が排出されるので初めてみた時には驚く可能性もありますが、服用から48時間以内に見られる脂分はダイエット効果を実感できるものです。

ゼニカルは食事に含まれている脂肪分の量によって効果は変わり、脂肪分の多い焼き肉などを食べた時ほど効果を発揮する薬ですが、サラダなど脂肪分が殆どないような食事を摂った時には、ゼニカルを飲んでも効き目は期待できません。唐揚げなど脂っこい食事を摂る時に飲みたいのがゼニカルです。ゼニカルは脂肪分解酵素に作用し、炭水化物やたんぱく質の吸収は阻害しません。吸収をカットできるのは脂質のみなので、基礎代謝のバランスを悪くすることはないです。服用してから約30分程度で血中濃度が高くなると、約1時間で半減期となり、服用から2時間経つと効果は殆どありません。効果が持続する時間は1~2時間で、食事で摂取した脂肪分が排出されるのは1日以上経った後です。体外への排出は便と一緒ですが、服用を止めて48~72時間経つと油を含まない通常の便に戻るため心配は要りません。有効成分が腸内で作用後は便と一緒に排出され、服用を止めると油の排出は3日以内になくなります。

アメリカで実施された臨床試験では、1年間ゼニカルを飲んだ人87%が痩せる効果がありました。ゼニカルを服用して痩せたと実感するのは平均すると2週間後あたりと言われています。生活習慣や食生活の内容にもより個人差はありますが、数日で実感する場合もあれば3週間後に少し体重が減ったと感じる場合もあります。服用を止めるとリバウンドが気になりますが、明確な統計はないものの、服用を止めてもリバウンドをするケースは少ないと言われています。極端なダイエット方法とは異なり、ゼニカルは摂取した脂肪分のみに効果があり、たんぱく質や炭水化物など他の栄養素には影響がないため、服用を止めてもリバウンドしにくいと考えられます。